この広大な公園は、第一駐車場側がスポーツの森、道路を挟んだ向かい側がなぎさの森と命名されている。
スポーツの森は、文字通り野球場、サッカー場などスポーツ施設が充実しており、休日ともなるとスポーツバッグを抱えた人でごった返す。ここのポイントは二つ。第一駐車場入口から見て左手のさくら広場、そして第二駐車場奥のくすの木広場である。さくら広場は、中央部が盛り上がっている芝生の広場で、人が少なければボール遊びなど自由運動をさせるにはもってこいの環境である。ただ、大抵はビニールマットを敷いた家族連れ、アベックでいっぱいなので、出来るなら早朝か、夕方以降が犬にとっては望ましい時間帯である。くすの木広場は常連さんが集う場所。野球場に挟まれた休憩所の前の芝生では犬同士が思い切り駆け回っている。野球場A及びBに向かって下り坂になっているので、ホームランボールがよく芝生と野球場の金網の間の植込みに隠れてしまう。ベリーは、ここでボールを探し出す楽しみを覚えた。この二つのポイント以外にも公園内を散歩するだけでも運動量が充分に確保できる。
なぎさの森は、広い草地広場の周りが自然監察路になっていて、ちょっとした森に迷い込んだ感覚に陥る。草地広場はすり鉢状で、ここも天気の良い休日などはマットの花が咲く。しおじ磯と呼ばれる京浜運河沿いを歩くのも気持ちいい。勝島橋をくぐると都立京浜運河緑道公園に繋がり、八潮一丁目まで延々と続くのだが、この公園に関してはいずれ取り上げることとする。
広場で自由に運動するならスポーツの森、散策するならなぎさの森といったところだろうか。
1998-12-11
東京都品川区八潮4丁目
クルマ:第一京浜南大井一丁目交差点から大井ふ頭方向に海岸通りを走る。高速1号羽田線を越え、大井競馬場を右手に見て勝島橋を渡り、中央海浜公園前を右折。程なく左手に第一駐車場、さらに進んで第二駐車場(共に有料)が見える。